地方銀行を取り巻く環境は大きく変化しています。Fintech企業の台頭、非対面銀行サービスの拡大、マイナス金利の影響等により、従来の融資を中心とした企業支援から、コンサルティングを中心とした企業支援へシフトする必要性があります。近年、企業のデジタル化需要の高まりもあり、ITコンサルティング支援の拡充を図る地方銀行が増えています。
課題認識
ご支援を行った金融機関様では、ITコンサルティングサービスの立ち上げを検討していましたが、既存のサービスとは異なる点が多く、具体的なノウハウが無い中での立ち上げとなっていました。
支援内容
まず、サービスを展開する為に必要な項目を洗い出しました。戦略、体制、人材、方法論の４つの項目で構成するピラミッドを元にロードマップを策定し、４つの項目の構成要素について検討を実施しました。
- 方法論 具体的にどのような手順で、何を使用してサービスを提供するか（構成要素：手順・使用ツール）
- 人材 サービス提供を実行する人材の選定、育成（構成要素：選定・育成）
- 体制 サービス提供する組織体制（構成要素：担当部署・役割分担）
- 戦略 サービス展開の方針・方向性（構成要素：対象範囲・集客方法・サービス内容・価格設定）
プロジェクトの成果
本プロジェクトでは、金融機関様と議論を重ね、サービス開始までの進め方について検討してきました。今後は、金融機関様で、テストマーケティングを行いながら、アジャイルに検討を継続し、サービス開始を目指す予定です。